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シナの煮込み。

じめじめじめじめむしむしじめじめ…。

日本ならではのこの季節がやってきましたね!

 

さんぽくでは雪が消えた春から早速、次の冬に向けて切ったり割ったりの薪の準備を始める方も多いのですが、

蒸し蒸し暑いこの時期になっても薪の煙が絶えないのが、山熊田です。

 

なぜなら、1200年以上続けられてきた樹皮製織物「しな布」、その原料を仕込む季節だからです。

 

しーな君。

 

シナ布は、「シナへぎ」と呼ばれる、生えたまま樹皮をひっぺがしたり、伐採してから皮をむいたりする力仕事があるのですが、

それが第1工程目、布になるまで全部でおよそ21工程。

そのどれもこれもがなかなかのパンチ力!

重労働だったり忍耐必須だったり、でも快感もあったり。

 

今回は、以前採って乾燥保存してたシナノキ(厳密にはオオバボダイジュ)の樹皮を、

ぐつぐつ煮ます!

 

まず、固い乾燥樹皮を水につけて数日間。

(ちょっと柔らかくなったかな…)

 

 

あら、もう、ぜんぜん硬い!

 

で、このシナの皮を、煮る鍋(別名ドラム缶)のサイズに効率よく収まるように、丸めていきます。

 

めちゃくちゃ固い!特に根元!こめかみに筋出るわ!

意外にも結構な力仕事で、丸くならないから、コロしながら(樹皮を反らせて繊維をもみほぐす感じ)巻いていきます。

うっかり手を離すと「シュルシュルシュル〜」と、水の泡。orz...

 

 

十字にインフィニティ結び。

細めに裂いた(裂けてしまった)シナの樹皮が縛るヒモです。

 

全部丸めて結んだら、

灰の登場! 冬焚きまくった木灰は財産です。大切にとってありますよ。

主にナラ、ブナ、クリなど「堅木」と呼ばれる広葉樹の、第二の人生。

 

なんか、ドーナツにグラニュー糖をまぶしてる気分にしかならない。

 

隅々たっぷり、ふんだんに。ドーナツだったら超甘い。

だけど匂いは、校庭に引く白線(石灰)。

 

さあ、グツグツ開始!あづい…。

 

灰水(あくみず)は、黒ずんでいるのかと思いきや、無色透明でびっくりするんですけど、

けっこう強いアルカリ液でして、

樹皮中のペクチンなどの繊維質以外を溶かしまくった結果、

かなりホラーな現場に…。

ただの煮こぼれなんですけどね。

 

就寝時間以外2〜3日間煮続けるのですが(煮熟)、

煮あんばいは「シナがペタペタというまで」だそうです。

お芋とかよく煮えてる様を「ペタペタ」って表現する、このあたりのおばあちゃんがた。

 

表現も、この作業の内容も、

なんというか、もうほとんど「料理」「調理」。

伝統工芸というのを、うっかりすると忘れてしまいそうです。

和紙づくりの仕込みにもかなり似ていますが、

これは布。古代布シナ織り。

 

どんなペタペタなのかなー、っていうか、

あの木の皮が、釜揚げ時にはどうなっちゃってるのか、未知が楽しみです!

 

 

なんか、書いててお腹減ってきた…。

ペタペタ。

 

 

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comments

ジュンコチャン!

波佐見でお世話になったゆみです 覚えてますか? 急にアバンギャルドという言葉が浮かび ジュンコチャンを ふと思い出し探してしまいました

ただ スマホの小さな画面で見てるので このサイトの全体像がよくわからないのだけど わたしの知ってるジュンコチャンでありますように!とコメントしました

もし違っていたら 申し訳ありません(>_<)ヽ

  • ゆみ
  • 2016/08/02 10:01 PM
   
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