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シナの皮剥ぎ出張@中継集落

 もうご存知の方も多いかと思いますが、山熊田・雷・関川(山形県)の隣接する3集落では、「羽越しな布」という古代布を作っています。「樹皮で作る」という野趣味溢れる謎のスケール感がそのまま布になったうえに、完成度の高さから上品さまでそなえる自然布です。

 

このしな布、世界中の自然布の産地と同様の問題を抱えておりまして、とにかく糸にするまでが超大変!

高齢化も進み従事者数が年々減少の一途です。大変なのに対価は驚愕の低さ!などなど、

糸の生産量が全てを決めるこの小さな産業で、課題もあれこれ盛りだくさんなのですが、

嘆いてばかりもいられないので、昨年から中継集落のお母さんがたにお声をかけ、ご協力をいただいてまいりました。

 

冬は練習会を重ねて糸績みのお仕事をしていただいてきたのですが、今は梅雨!

一年で今だけできる仕事、それは『皮剥ぎ(かわへぎ)』です!

 

雨だけど、シナ績みしてくださっている中継のお母さんちの山で、皮の取り方レクチャー。

まずは使えるシナノキ(オオバorチュウバ)かどうか判別法・特徴などを説明します。

沢沿いのちょっと崖に生えてた!シナ!オオバ!

上の方まではがすには勢いあるのみ!


 

んよいしょーっと!

ちょっと地形的にダイレクト剥ぎが難しかったので、爺や直伝「ロープでヨイショ剥ぎ(仮)」。

場数を踏むほど、いろいろなシチュエーションでの対応を覚えられるのでありがたいっす!

 

今日のメンバーは80代半ばの爺や監督と、いつまでも心は20代の中継レディと、私(ギリ30代)の3人。

主な力仕事は私めがさせていただきます!

 

平らな広い地面で鬼皮剥き。

この作業中、さっきまで小雨だった雨が土砂降りに!うぎゃー!

とっとと終えて、尻尾巻くレベルで急いで帰りました。中継母ちゃん、風邪ひかなかったようでよかった〜。

 

 

2日後、今度は別のかあちゃんの山へ。

シナチェックしたら、結構あったよシナノキ!やったね!

この日はいい天気だったけれど、メチャ暑い!無風!毛穴から土砂降り!!!

うおおおおおおおー!ふんぬー!どりゃー!みたいな。

…嗚呼、グッバイ女子力。

とうな垂れてるところへ「あなた肝心の自分の写真ないでしょ?」と中継かあちゃんが撮ってくれたよ!ありがとう!

 

 

今度のメンバーはご夫婦と爺や監督と私です。

平地がない山だったから踏ん張り続けてたいへんだ〜。

 

 

なんとか終わったのは夕方5時を回ってから。本当にご苦労様でした。

私の電池はとっくに切れまして、でも無事に終わってホッとして、泥か人間かの間を彷徨いながら帰りました。

 

さんぽくの山にはシナノキ(オオバボダイジュ)は恐らく結構生えていて、やっぱり中継にもありました。

よかったね地域の皆さん!

 

あるだろうとわかっていても、誰かの山だし、山は財産だという意識が強い地域だからなおのこと、モラルが大切。

今回の中継集落の方の山で皮へぎを行えたというのは、新しい価値観が生まれて、さらに理解が至ったからこそです。

本当にありがたいことです。ありがとう母ちゃんがた!

 

薪や材木としての利用価値は結構低い(っていうか、ない)木だからか、以外と判別できる方が少ないシナノキ。

でも、やっぱり分かれば楽しいし、山を歩けば有益な草木を探すってワクワクする。知るっていくつになっても大事ですね!

 

というわけで、中継シナ績みレディースに、糸績みまでの一連をお教えする新しい第一歩、インディペンデンスデイでした。

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